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五苓黄解 内服液の 医師の処方解説(漢方体験談)

飲み過ぎ、吐き気(二日酔・悪酔のむかつき、むかつき、胃のむかつき、嘔気、悪心)、食欲不振、消化不良

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五苓黄解 内服液

医師・薬剤師  医師・薬剤師の処方箋解説

ここに記述した文書は、すべて医師または薬剤師の漢方薬処方箋解説です。医薬品購入使用者の口コミ情報ではありません。

【五苓散+黄連解毒湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1〈夏かぜで発熱、悪心、下痢〉

治例図

42歳、女性です。
発症:7月18日
来店:7月18日
症状と諸条件:発熱37.8℃、悪心、水様性下痢、軽い寒感、腹痛なし、口渇なし。体力中間証、顔色普通、舌苔なし。
7月18日、葛根湯液3本、五苓黄解内服液2本(1日で服用してもらう)
7月19日、葛根湯液2本、五苓黄解内服液2本服用。発汗し、悪寒・熱が消失し微熱の熱感となる。水様性の下痢がつづき、食欲もなく、心下痞が出てきている。表熱裏寒と考え、桂枝人参湯3日分を服用願う。本方の服用で症状が改善した。

(注)葛根湯合黄芩湯と考え、葛根湯液と五苓黄解内服液を渡す。1日の服用で熱が軽くなり、腹痛がないので黄芩湯類でなく、桂枝人参湯を考えた。

現代病名:夏風邪・下痢

2〈むかつかない乗り物酔い薬がほしい〉

治例図

26歳の男性です。元来、お酒が弱くジュースやお茶をよく飲むという方で、朝は手がむくむことがよくあるという。

「行楽シーズンでドライブに行きたいが、酔い止めの薬だと眠くなるし、胃がむかつくのがいやなので、何かよい薬はありませんか?」…と来店されました。

そこで、車に乗る前に服用してくださいと言って、五苓黄解内服液2本と苓桂朮甘湯3包1日分を差し上げました。

後日来店されたとき、おしっこがとても近くなったが、乗り物酔いもなく、翌日も手のむくみがなかったと喜ばれ、同じ処方で買っていかれました。
1日分でも水毒症状が取れるものだと、感心いたしました。

現代病名:乗り物酔い

3〈飲む前に何かよいものを〉

治例図

これからお酒を飲みに行かれる方に、五苓黄解を2本セットにしてすすめています。

1本をすぐ飲んでいただき、「残りの1本はポケットに入れておいて、帰りに飲んでおけば次の日に二日酔いにならずに楽ですよ」と言っておくと、わりと黙ってお求めいただけます。

それを何年も続けているので、(近所に薬局の多いところですが)今ではお客さんの方から、夕方になると五苓黄解を買いにわざわざ寄ってくださるようになりました。

飲む前に何がよいかたずねられたら、五苓黄解がいいですよとすすめていますが、酒飲みの方たちからは甘い味がすると言われ、あまり飲まれない方からは苦い味がすると言われます。

現代病名:二日酔い

4二日酔いで頭痛、下痢気味〉

治例図

二日酔いで、頭が少し重く頭痛がすると言う。胃が重く水がたまっている感じと、むかつきがある。ふだんから胃が弱い感じで、お酒を飲むとすぐ顔が赤くなると言う。

よく話を聞くと下痢気味とのことなので、半夏瀉心湯にしようかと迷ったが、首から上の赤味と、のぼせ感があることから、五苓黄解をお湯割りにして出した。「おいしい」と言って飲み、5分ほどで「なにかいい感じ」と言って帰られた。

五苓黄解は、液剤ということと、飲むのに多すぎず、少なすぎない量なので、お客様が二日酔いと胃の具合が悪いときの"すぐ効果が出る"ドリンクとしてすすめやすい。

現代病名:二日酔い

5〈眠気のない乗り物酔い薬を〉

治例図

55歳、女性です。小柄で中肉、健康な人。

旅行好きですが、乗り物に弱いので常に乗り物酔い薬を服用している。ところが困ったことに眠気をもよおし、旅行が楽しくなくなるので「何かありませんか」とのこと。

五苓黄解の2本入り1箱をすすめたところ、また来店して、あの薬で楽しい旅行ができたと感謝され、以来ご愛用いただいております。二日酔い以外にも用途が広がったので、店頭消化も早くなりました。

現代病名:乗り物酔い

6〈悪酔い防止と二日酔いに〉

治例図

頓服的に五苓黄解を使用することが多い。まず多いのが・悪酔いの予防(飲酒の前)と二日酔いの解消です。飲み会の前に1本、飲み過ぎたら寝る前に1本と、2本入りをおすすめしています。

前日のお酒がたたって、次の日、二日酔いで来店された方には、胃の症状だけでなく、頭が重いとか目がチカチカしませんかとお聞きします。そんな症状がある時は、五苓散入りの五苓黄解がいちばん効きますよとおすすめします。

その他、乗り物酔い止め、不眠症、赤みやかゆみのある皮膚炎、眼の充血や結膜炎の薬として、また、漢方の降圧剤としても頓服的に使用します。清熱作用と湿を取る作用の強い本処方を長期的に使用する症例があれば、もっと動くのにと思うのですが、見つけられずにおります。

現代病名:二日酔い

7〈飛行機酔いに〉

治例図

五苓散の水分代謝の異常と、カーツとしている状態(黄連解毒湯)が混じった症例がないか?考えてみました。そう、乗り物酔いです。中でも飛行機による乗り物酔いにはぴったりだと思います。

はじめて乗る飛行機の恐怖感と、旅行の不安等で症例通りの方に、五苓黄解を10本位持たせてみました。10日余りのヨーロッパ旅行をしっかり楽しんで、しかも飛行機まで好きになってしまった!乗る前に1本、6時間ぐらい後にもう1本というふうにのんでもらいました。

現代病名:乗り物酔い

8〈原因不明の尋麻疹〉

治例図

ある朝、目覚めると、原因不明の葦麻疹が大腿部の内側と腹部に出てとても痒かったです。このとき、発表剤である葛根湯を考えましたが、思い当たる葛根湯の証がないので、五苓黄解を服用しました。午前中に2回のんだところ、お昼過ぎには、湿疹、痒みとも治りました。

現代病名:尋麻疹

9高血圧で頭が痛み、フラフラする〉

治例図

60歳くらいの女性。

ふだん、高血圧で病院から投薬されている。血圧の薬がなくなったが病院に行けないので薬がほしいと来店。血圧180/110。頭が重く痛んで、フラフラするとのこと。病院には、明後日でないと行けないとのこと。五苓黄解をその場で1本服用、夜寝る前にもう1本服用することを指示。

翌々日来店して、病院での血圧測定では、正常で、頭痛、ふらつきも治まったとたいへん喜ばれました。

現代病名:高血圧

10〈急性結膜炎〉

治例図

55歳の男性銀行員、赤ら顔、目が真っ赤に充血し、目やにも出ている。

問診すると、前日の深酒により目が充血し、のどが渇くという。平素はアルコールが好きで、目が充血したので目薬を買いに来店。

黄連解毒湯の止血作用と、液剤の即効性を期待して、消炎剤入り目薬と五苓黄解(2本)を併用した。

3日後来店。翌日には、目の充血がほとんどよくなっていたとのこと。

現代病名:急性結膜炎

10〈虫刺されで赤く腫れ熱を帯びる〉

治例図

夏の夕方、河原でキャンプ中に、両足を数か所虫に刺されたといって来店した男性。

患部は、それぞれ赤く腫れて熱を帯び、痒みが強いと訴える。店頭で「五苓黄解+葛根湯」を服用してもらい、就寝前に再度服用を指示しました。外用はステロイド軟膏。

翌朝、再び来店され、すっかり腫れが引いたと報告をいただきました。

ハチやアブの虫刺されは、炎症が肌肉に及ぶため越婢加朮湯を用いますが、蚊やブヨ等による表皮の炎症の場合は、葛根湯がよく効きます。この際、炎症や痒み・痛みがあれば、黄連解毒湯を合わせますが、アレルギー体質の人は、炎症部位に水滞を生じやすいので、更に五苓散を合わせて用いる必要があります。この場合は五苓黄解がベストです。

現代病名:虫刺され

10〈日光アレルギーの女子学生〉

治例図

20歳の女子学生です。母親と一緒に来られました。

アーチェリー・クラブに所属しているが、炎天下での試合の後、症状が急激に悪化したとのこと。とっさに、病院を紹介しようと思ったほど、ひどい状態であった。

顔全体が赤く腫れ、ガサガサの皮膚のところどころに浸出液が見られ、痛みと痒みがひどい。もともと軽い日光湿疹はあったけれど、こんなことは初めてという。聞くと、日光が直接あたらない乳首までが同じような状態になっているという。

顔全体が熱を帯びていたので、五苓黄解1日2本と、痒みがひどいのと浸出液を目標に、消風散1日3回を10日分服用していただきました。

10日後、本人ひとりで来店したときには、一瞬だれかと思うほど、別人のようになっていて、びっくりするほどの回復でした。その後は温清飲などを使って好転し、半年後には、イギリスに留学するといって、消風散、温清飲等を1ヵ月分、持っていきました。

急場の日光アレルギーには、五苓黄解が特効薬になることを知らされた例でした。

現代病名:日光アレルギー

10〈ゴンズイに刺されて腫れた指〉

治例図

34歳、男性です。午後8時過ぎに来られました。

話を聞くと、魚の権瑞に人差し指を刺され、赤く腫れズキズキと痛むので、開業医に電話したところ「本日は終了したので、薬局に相談してみてください」と断られた。何かよい薬はないか、とのことでした。

以前ワンポイント情報に「虫刺されに五苓黄解で大変効果を上げた」という記事が載っていたのを思い出し、応急処置として、今2本、翌日2回2本ずつ服用するようにと説明し、帰ってもらいました。翌日来店し、赤い腫れとズキズキとした痛みがすっかり消えたと感謝され、「五苓黄解の速効性には驚いたよ」と大変喜ばれました。

※権瑞(ゴンズイ)
ナマズ目の海魚。全長約25cm。体はナマズ形で前部は太く、後部は側扁して細い。口ひげは8本。体色は黒褐色で体側には、2条の黄色い従帯が走る。第一背ビレと胸ビレに毒腺に連なる鋭いとげがあり、刺されると激しく痛む。夜行性、食用となる。

現代病名:虫刺され

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