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ホノミ ショウフン粒の 医師の処方解説(漢方体験談)

慢性湿疹(分泌物の多いもの)、蕁麻疹(じんましん)に、かゆみが強く、分泌物の多い皮膚病を改善

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ホノミ ショウフン粒

 EBM

【消風散の臨床効果に関する・エビデンス】…根拠に基づく医療(Evidence-Based Medicine)です。

1〈アトピー性皮膚炎〉患者数:35

【対象】アトピー性皮膚炎患者35例で、ステロイド剤を内服または注射した患者、その他担当医が不適当とした患者を除外した。

【方法】消風散を8週間以上投与した。

ステロイドおよび抗アレルギー剤の併用内服は禁止した、また抗ヒスタミン剤、非ステロイド系消炎剤、精神安定剤などを併用する場合は、原則として用量を変えないことにした。

ステロイド外用薬はstrong以下にした。皮膚所見、全般改善度、有用度を評価した。

ポイント:皮膚所見は4週目までに明らかな改善傾向を示したが、その後はあまり変わらなかった。

全般改善度としては中等度改善以上の症例数から算定された改善率は2週後45.7%、4週後68.8%であった。

4週後の有用度に関して有用以上の症例数から算出された有用率は68.8%であった。

参考文献:漢方医学,118:309-312,1994.

医師・薬剤師  医師・薬剤師の処方箋解説

ここに記述した文書は、すべて医師または薬剤師の漢方薬処方箋解説です。医薬品購入使用者の口コミ情報ではありません。

【消風散の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1〈慢性湿疹〉

治例図

36歳の男子です。
色の浅黒い人で、7年前より湿疹にかかり、皮膚科にかかったり、温泉に行ったりしたが治らない。断食や食養生をすると、いったんはよくなるが再発する。そこで漢方治療と食養生を併用することにした。この患者の湿疹は、顔面一杯と手足に広がり、掻痒がひどく、患部から分泌物が流れ、ところどころに痂皮を作っている。口渇があり、大便は1日1回である。

これに消風散を与え、食養生として、砂糖、アルコール、牛肉、鶏肉、まぐろ、さばなどの魚類を禁じた。7ヶ月間漢方の服薬と食養生を守ったところ、九分どおりよくなった。
消風散の証と診て本方を与え、3日後にかえって分泌物が増加し、逆に悪くなった例もある。これは瞑眩で5日目から症状が軽くなり、半年続けて全治した。

現代病名:慢性湿疹

2〈癜風〉

治例図

高校で野球をやっている体格のよい17歳の男子。
主訴は癜風である。一年前の夏より発症。患部は前胸部から後背部にまでおよび、淡褐色の斑が広範囲に拡がっている。発症時、市販の軟膏をつけたが全く効果がなく、また自覚症状として痒みもないのでそのまま放置していた。(秋から冬にかけてほとんど目立たなかったからということもある)ところが、最近再び目立ちはじめ、人からも指摘されるようになり、気になりだしたとのことで来店。本人によればかなりの多汗症で、普段よく口が渇き、清涼飲料水等を大量に飲むという。この患者に消風散を20日分与えて様子をみたところ、症状の約1/3が消失し、口の渇きもいくらか治ってきたという。今年は完全に治したいとのことで、現在も服用を続けている。

現代病名:癜風

3〈消風散で乾癬が好転した〉

治例図

Yさんは30代後半の女性です。1年前にひざの辺りに湿疹ができて、かゆみをもち、足もむくんでしまいました。外用薬を患部につけたりしていましたが、なかなか治らず、ここ数カ月は湿疹が広がりはじめ、ひじや頭皮などにも症状が出てきました。

近所の皮膚科では治らず、大きな病院を訪れたところ、尋常性乾癬との診断です。しばらく治療を受けていたものの、一進一退といった状況が続いていました。

そこで、家族とも相談して、漢方も試してみようということになったのです。漢方を扱う病院に相談すると、消風散を処方されました。2ヵ月ほど飲み続けたところ、皮膚の赤みが薄らいできて、かゆみもなくなったのです。

現在でも漢方治療を続けていますが、治療開始時に比べるとずいぶん症状はよくなってきたとのことです。

現代病名:乾癬

出典出典:効果的だった漢方薬と番茶のうがい

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