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ツムラ 補中益気湯 エキス顆粒(医療用)の 医師の処方解説(漢方体験談)

身も心も疲れ切った方をたちまち元気に(笑顔になる漢方薬)

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ツムラ 補中益気湯 エキス顆粒(医療用)
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 EBM

【補中益気湯の臨床効果に関する・エビデンス】…根拠に基づく医療(Evidence-Based Medicine)です。

1〈うつ病〉患者数:53

●対象:うつ病と診断された53例(男30例、女23例、年齢19~85歳、平均年齢46.3歳)。

●方法:補中益気湯を4週間以上(平均7.3週)投与して、精神症状、消化器症状、そのほかの身体症状について、投与前後における変化を評価した。

ポイント:最終全般改善度は著明改善1例、改善14例、やや改善20例、不変17例、悪化1例で、やや改善以上が35例(66.0%)であった。

症状別改善度ではとくに食欲不振の改善度が高かった。

参考文献:Prog Med,14:1705-1712,1994.

医師・薬剤師  医師・薬剤師の処方箋解説

ここに記述した文書は、すべて医師または薬剤師の漢方薬処方箋解説です。医薬品購入使用者の口コミ情報ではありません。

【補中益気湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1〈肝機能障害〉

治例図

41歳女性、やや小柄、未婚。
肝機能の数値があまりよくなく、ときどき白目が黄色味がかったりするので、実家から小柴胡湯を送ってもらって服用しているがどうも服用するとかえって疲れるような気がするという。目が切れ長の美人タイプ。睡眠は正常、やや便秘気味、口渇なし、足は冷える。脈証は全体に沈細。左関上と尺中が虚している。加味遭逢散も考えたが、睡眠等に問題がないのでむしろ補気に重点をおいて、補中益気湯とした。服用7日目くらいで体調が良くなり、1ヵ月で全くというほど自覚症状がなくなった。肝実証と肝虚証の区別の重要性を改めて考えさせられた一例である。

現代病名:肝機能障害

2〈虚労盗汗〉

治例図

27歳の婦人。
2年前に妊娠6ヵ月で自然流産してしまった。今度妊娠して3ヵ月になるが、つわりが始まって、食欲不振、全身倦怠感がひどく、夜中おびただしい盗汗(寝汗)で、気味が悪いほどであるという。脈は弱く、腹も弛緩し、顔色蒼白で貧血している。補中益気湯を与えたところ、一週間で元気が出て、食欲がすすみ、盗汗もすっかり止まった。虚弱者の妊娠中、補中益気湯や芎帰補中湯を続服するときは、体力充実し、流産を防ぐことができる。

弁証論治 氣虚  

現代病名:虚労盗汗

3〈失禁〉

治例図

愛知県名古屋市。32歳/男性。
22歳の時オートバイ事故で脊椎を傷め、3ヵ月前から尿漏れをするようになったと相談を受けた。身長167cm、体重51kg。体格はやせ型で顔色は青白く冷え症で腺病質、疲れやすい。血圧が低く(110-78)、頭重、疲労倦怠感、精神不安があり、不眠で衰弱している。また背部がだるく、胃が重苦しい。視力が減退している。通便は1日1~2回、軟便で残る感じがする。また、小便が近く、1日8回。
補中益気湯を1日4回食前に6錠ずつ服用していただいた。服用1週間後から今まであった全身のだるさが少しとれてきた。1ヵ月後位から寝つきが良くなり熟睡できるようになった。尿漏れの方は、服用2週間後位から、回数が少しではあるが減り始め、2ヵ月経った現在では、以前より半分近くに減ったとの事。現在継続服用中である。

現代病名:失禁

4〈虚弱な人の疲労感〉

治例図

37歳の男性。身長175cm・体重58kg。

主訴は疲労感。小さい頃から虚弱で、胃腸が弱く、貧血気味で、顔色が悪い。

5年前から補中益気湯エキス錠(1日15錠)の服用を続けています。これが本人にぴったりで、手放せません。この方の亡き父親も永年服用し、親子二代にわたってのお得意さまです。

現代病名:疲労感

出典出典:「漢方症例事典」(2000) 発行所:日本薬局製剤研究会 担当薬剤師アドバイス

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