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ツムラ 清上防風湯 エキス顆粒(医療用)の 医師の処方解説(漢方体験談)

漢方の代表的ニキビ治療薬

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ツムラ 清上防風湯 エキス顆粒(医療用)
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医師・薬剤師  医師・薬剤師の処方箋解説

ここに記述した文書は、すべて医師または薬剤師の漢方薬処方箋解説です。医薬品購入使用者の口コミ情報ではありません。

【清上防風湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1〈面庖〉

治例図

21歳女子、大学生。
数年前から顔面に面庖ができはじめ、現在は顔は言うに及ばず肩、背中、両乳の上まで広がっている。患部の状態は、やや隆起し、尖って色は赤い。脈、腹は十分に力があり、ややのぼせ気味、便秘はない。清上防風湯の証と判断し、本方を投与すると次第に好転し、約半年服用で完治して見ちがえるような美人に変容した。

〈ニキビ〉
20歳の女子。デパート店員。顔一面に赤い、ニキビができている。いろいろ売薬を飲んでみたが、効果がないという。便秘や生理異常などはなく、ほかに特徴はないが、両手をほほにあてると、顔のあついのがわかり、手のつめたさが気持ちよいというのを目標にして、清上防風湯を与えたところ、2週間ぐらいで効果が現れ、1ヶ月程できれいに治って大喜びである。

現代病名:面庖

2〈こまめに処方を変更して完治に導いた〉

治例図

R君(当時22歳〕は、生まれて間もなくアトピー性皮膚炎と診断され、20年以上も症状が続いていました。皮膚が赤くがさがさになって、のどの渇きや、立ちくらみなどの自覚症状がありました。

高名な漢方研究医の診察を受けたところ、温清飲と茵蔯蒿湯を交互に飲むように指示されました。1週間後、汗をかきにくかったR君が汗をかくようになったところで、十味敗毒湯と越婢加朮湯に処方が変更されました。

これをしばらく続け、快方に向かっていましたが、9ヵ月後に炎症が再発。かゆみが出たため、今度は温清飲と越婢加朮湯が処方され、併行してオリーブオイルを外用するように指示されました。3ヵ月後、調子がいいので自分で薬を中断したところ、顔に湿疹が出て、ほてりとのどの渇きを覚えました。

医師に報告すると清上防風湯と越婢加朮湯を処方され、この服用を続けたところ、以後、再発はしなくなったということです。

現代病名:アトピー性皮膚炎

出典出典:「漢方LIFE」 発行所:DeAGOSTINI(2005) 担当医師アドバイス

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