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ツムラ 茵蔯五苓散 エキス顆粒(医療用)の 医師の処方解説(漢方体験談)

肝炎、黄疸、嘔吐、じんま疹、二日酔いのむかつき、むくみ

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ツムラ 茵蔯五苓散 エキス顆粒(医療用)
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医師・薬剤師  医師・薬剤師の処方箋解説

ここに記述した文書は、すべて医師または薬剤師の漢方薬処方箋解説です。医薬品購入使用者の口コミ情報ではありません。

【茵蔯五苓散の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1黄疸と肝腫大と浮腫(むくみ)〉

治例図

62歳の男子。
6ヶ月前より、心下部が張り、苦しく、食欲衰え、下肢に浮腫(むくみ)が現れ、ついに腹部に及んだ。小便は黄赤色で、頻数となり、ついに失禁するようになった。腹水と下肢の浮腫は漸次増加し、黄疸が著明に現われてきた。下肢の浮腫は軟弱で、圧すと陥んで長くそのままに残っている。
小柄ですっかり痩せ衰え、肝臓は三横指大触知し、脈は弦緊、血圧205/90であった。舌は白苔が厚く乾燥甚だしく、口渇がある。内科医から肝臓癌の疑いがあるからと、入院をすすめられた。私もてっきり肝臓癌と思い、予後全く不良を告げた。しかし患者はあくまで入院をきらい、薬を欲するので、菌薩五苓散を湯として、与えてみた。すると尿量が急に増加して20日後には、黄疸も、肝肥大も、浮腫も、腹水もほとんど消退し、食欲が出て、とても元気になった。血圧も140/80となり、肝臓癌の心配はすっかりなくなった。
40日服用の後、作業場所に出勤した。

弁証論治 肝胆湿熱証  

現代病名:黄疸と肝腫大と浮腫(むくみ)

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