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コタロー 桔梗石膏 エキス細粒の 医師の処方解説(漢方体験談)

のどの腫れ、せき、化膿に

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コタロー 桔梗石膏 エキス細粒

医師・薬剤師  医師・薬剤師の処方箋解説

ここに記述した文書は、すべて医師または薬剤師の漢方薬処方箋解説です。医薬品購入使用者の口コミ情報ではありません。

【桔梗石膏の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1〈夏の疲れでかぜ症状に〉

治例図

かぜといえば葛根湯ですが、もともとは冬のインフルエンザなどの流感に用いられるもので、葛根湯が四季折々のかぜすべてに使えるかというと、そうはいきません。
秋の初め、夏の疲れが出てきてかぜのような症状になったとき、いわゆるひきかぜは、胃腸の調子を整えることが大切で、補中益気湯でよくなることもしばしばです。
そのほか、この時期の感冒に、柴胡桂枝乾姜湯や桂枝湯合苓桂朮甘湯、五積散などをよく用います。
もちろん、咽痛があれば桔梗石膏を加えたりします。
かぜ=葛根湯に縛られることなく対処していきたいものですね。

現代病名:感冒

2〈夏かぜで発熱、頭痛、喉痛〉

治例図

59歳、女性です。
発症:7月4日。来店:7月5日 症状と諸条件:発熱38℃、頭痛、のどの痛み、無汗、悪寒少しあり、筋肉の緊張なし。体力中間、顔色白い、舌苔なく白っぽい。
7月5日、太陽病の虚実、麻黄湯と桂枝湯の中間と考え、桂麻各半湯3日分を服用願う。
7月7日、頭痛、悪寒なくなる、のどの痛みと咳になる、少し熱感あり。小柴胡湯液6本、桔梗石膏3日分を服用願う。
7月10日、のどの痛みつづき、午後熱感が出る、咳は楽になる。
柴胡桂枝湯合排膿散及湯3日分を服用願う。以上で症状が改善された。

現代病名:感冒

3〈腹痛を伴うかぜ〉

治例図

何年か前の11月でしたが、下痢を伴うかぜが多く、とにかく五苓散を、西洋薬にも漢方薬にも合方しました。例えば、葛根湯合五苓散、柴胡桂枝湯合五苓散です。

12月始めは、腹痛を伴う胃腸かぜが多かったので、柴胡桂枝湯またはかぜ薬6号が大活躍です。患者さんは、かぜとは考えておらず、腹痛の薬を買いに来る場合も多いので、こちらは、「何か悪いもの食べませんでしたか」「食べ過ぎませんでしたか」「下痢や便秘はしていませんか」「風邪の症状はあ りませんか」「体は疲れていませんか」と、とにかくお聞きします。

悪いものも食べておらず、食事も食べ過ぎておらず、かぜの症状もちょっとかぜかな、といった程度で鼻水があるくらいです。でも、腹痛があって体は疲れ気味といった人には、柴胡桂枝湯を差し上げます。頭痛、発熱等かぜの症状がはっきりしていたら、かぜ薬6号の出番です。

12月後半から年明けにかけては、喉痛のかぜと咳が多くなりました。私は、喉痛にはとにかく桔梗石膏を他のかぜ薬にプラスします。(口渇があったら絶対と言っていいほど、効くように思います。)喉に疾がからむものが多く、これには麦門冬湯をお湯に溶かしてお茶代わりにゆっくり飲んでもらいます。おばあちゃんの咳にはおすすめです。

現代病名:感冒

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