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ウチダ 呉茱萸湯 煎じ薬の 医師の処方解説(漢方体験談)

水毒が原因で起こる頭痛をスッキリと解消する、口に苦い漢方の良薬

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ウチダ 呉茱萸湯 煎じ薬

医師・薬剤師  医師・薬剤師の処方箋解説

ここに記述した文書は、すべて医師または薬剤師の漢方薬処方箋解説です。医薬品購入使用者の口コミ情報ではありません。

【呉茱萸湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1〈頭痛と胃内停水〉

治例図

ある日のこと、40代の女性が母親に連れられ、漢方の専門家を訪ねてきました。
女性は頭痛がひどくて話をするのもままならない様子でしたから、病状は付き添ってきた母親から聞いたそうです。母親は「娘は、どうも胃が悪いようで、たびたび嘔吐します。さらにひどい頭痛のため2~3日寝込んでしまうことがよくあり、多いときにはそんなことが月に3回もあるので、これまであちこちの病院でみてもらいました。慢性頭痛だと診断されましたが、注射も薬も効果がありません。このようなひどい頭痛は漢方で治るのでしょうか?」というのです。専門家は、すぐに呉茱萸湯の証だと診断し、煎じ薬を10日分つくって渡したそうです。
それから1年近くたったころ、その女性が再び訪ねてきました。女性が言うには「最初の1日分を飲んだだけで、胃から大量の水を吐きました。その後はもうスッキリして、ぜんぜん頭痛は起こっていません」とのことでした。これは、呉茱萸湯によつて胃内停水(胃の中に水がたまった状態)が改善され、.それに伴い自然に頭痛も起こらなくなったからです。
2度目に訪れた女性の変わり様を、その漢方の専門家は今でも忘れられないと言います。というのも、最初に見たときとは打って変わって、まるで別人のように輝いていたからです。

現代病名:頭痛

2〈強い月経痛や頭痛が快癒〉

治例図

会社員のMさん(35歳)は、子宮内膜症のため、月経のたびに激痛に苦しみ、それとともに大量出血があるため、痛み止めの座薬が欠かせませんでした。
その上、月経前日には必ずといってよいほどひどい頭痛に襲われ、この痛みのため、会社を休むこともしばしばあったのです。また、日ごろから便秘気味で、強い冷えも感じていました。
Mさんは、これらの不快な症状を根本的に治したいと思い、漢方を扱うクリニックを訪れることにしました。
診察の結果、医師からは呉茱萸湯当帰芍薬散加加工附子の併用を勧められ、また強い月経痛に対処するために、鎮痛剤として芍薬甘草湯が処方されました。
服用を続けるうちに、便秘も月経痛も徐々に緩和しはじめました。そして、5ヵ月後にはついに座薬を使わなくてもよくなるほど症状が改善しました。
また、呉茱萸湯が功を奏し、月経前の頭痛が起こらなくなったばかりか、長い聞悩まされてきた日常的な頭痛や慢性的な肩こりまで解消されたのです。
今では、全体的に体調がよくなり、快適な毎日を過ごしているMさんです。

現代病名:頭痛

出典出典:「漢方LIFE」 発行所:DeAGOSTINI(2005) 担当医師アドバイス

3〈月経中も普段どおりの生活が可能に〉

治例図

主婦のNさん(45歳)は、体力に自信があったため、あまり気にしていなかったのですが、月経困難症が年々、ひどくなっていました。市販の鎮痛剤を服用していましたが、効かないほど痛みが強くなり、毎月のように寝込むようになってしまいました。
重い腰を上げて婦人科に行ったところ、子宮内膜症と診断されました。そこで、以前から漢方薬に興味があったNさんは、知人に紹介された漢方薬を扱うクリニックを訪れたのです。
診察の結果、Nさんは実証タイプと判断されました。Nさんは食欲旺盛ですが、肩こりがあって足が冷えます。そして、便秘をすると冷えはさらに悪化してしまいます。このような症状から、普段は呉茱萸湯が、月経の1週間前からは桃核承気湯が処方されました。
しばらく服用を続けていくうちに、冷えが取れ、肩が軽くなってきました。1ヵ月ぐらいたつと月経痛はだいぶ楽になり、現在では月経中でも普段と同じ生活ができるようになったということです。

現代病名:月経困難症

出典出典:「漢方LIFE」 発行所:DeAGOSTINI(2005) 担当医師アドバイス

4〈呉茱萸湯で発作が軽減〉

治例図

イラストレーターのAさん(26歳・女性)は、片頭痛の発作に襲われると、毎回、2日間ほど寝込んでしまいます。

そのため、仕事に支障をきたすことも多く、クライアントの信用も失いがちになりました。Aさんは、3年も仕事場の近くの神経内科に通っていますが、ほとんど治療効果を実感できないことから、漢方薬局を訪れて相談してみました。

「あまり体力がなく、胃腸の調子もよくない。発作時は激しい吐き疑感じる」というAさんの訴えを聞いた薬剤師は、呉茱萸湯を処方しました。正直なところ、漢方をあまり信用していなかったAさんでしたが、わらをもっかむ思いで2ヵ月ほど飲み続けてみました。その間、2週間に1度ほどあった片頭痛の発作が一度もありませんでした。

Aさんは「あんなに激しい発作がうそのように治まりました。今でもキツネにつままれたような気分ですが、この薬はもう手離せません。今後も飲み続けます」と話しています。

現代病名:片頭痛

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