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ウチダ 酸棗仁湯 煎じ薬の 医師の処方解説(漢方体験談)

心身疲労、不眠、ノイローゼ

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ウチダ 酸棗仁湯 煎じ薬

医師・薬剤師  医師・薬剤師の処方箋解説

ここに記述した文書は、すべて医師または薬剤師の漢方薬処方箋解説です。医薬品購入使用者の口コミ情報ではありません。

【酸棗仁湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1〈不眠〉

治例図

62歳、男子。

数年来、不眠、頭重、耳鳴り、肩こりを訴え、疲れやすく、食もまたすすまないという。いままでいろいろの睡眠薬を用い、また2年間、医師の治療を受けているが、よくならない。

やせ型の体格で、腹部に力がなく、瞬部で動悸がやや亢進している。私はこれに酸棗仁湯を与えたが、1ヶ月あまりの服薬で耳鳴り、肩こり、頭重がとれ、5~6時間の安眠ができるようになり、記憶力を増進した。そこで小柴胡湯に転じたところ、10数年前からの病疾であった痔核も全く完治した。酸棗仁湯は不眠に用いる方剤であるが、これで盗汗がやんだり、便通がついたりする。

弁証論治 肝気鬱結(肝気鬱滞)証  

現代病名:不眠症

2〈酸棗仁湯で夜間譫妄(せんもう)が改善〉

治例図

76歳の女性Mさんは、アルツハイマー病の患者さんです。痴呆が進行し、在宅での介護は非常に困難になったため、現在は特別養護老人ホームに入所して世話を受けています。

Mさんは、昼間は落ち着いていますが、夜になると興奮し、奇声を発して1晩中騒いでいることもあります。痴呆が進むと、人によっては夜に興奮して動き回ったり、大声を出したりする症状が起こり、これを「夜間譫妄(せんもう)」といいます。

医師はMさんに酸棗仁湯を投与。すると、その日の夜からよく眠れるようになり、譫妄(せんもう)の症状は見られなくなりました。

現代病名:アルツハイマー病

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