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ウチダ 大防風湯 煎じ薬の 医師の処方解説(漢方体験談)

下肢の慢性関節リウマチ、慢性関節炎、痛風

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ウチダ 大防風湯 煎じ薬

医師・薬剤師  医師・薬剤師の処方箋解説

ここに記述した文書は、すべて医師または薬剤師の漢方薬処方箋解説です。医薬品購入使用者の口コミ情報ではありません。

【大防風湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1〈関節リウマチ〉

治例図

いま私の治療している婦人の患者で、三年あまり大防風湯をのみつづけているリウマチの患者がいます。初診のころは歩くのも骨が折れたが、このごろは家庭内の起居動作はできるようになりました。
この方は桂枝芍薬知母湯よりもさらに一段と衰弱が加わり、気血両虚というところが目あてです。
大防風湯は、桂枝芍薬知母湯に四物湯を合方して用いたいというようなところに使用します。

弁証論治 痺(ひ)  

現代病名:関節リウマチ

2〈脚気下肢痿弱(いじゃく・足が立たない)〉

治例図

一人の男子、脚気を患い両脚が痿弱し、後には手も足も細って、ついに痿躄(下肢麻痺・いざり)となってしまいました。
この方に大防風湯を与えたところ、数日で起きて歩けるようになりました。
脚気で虚里の動悸(心尖搏動)が奔馬の如くみえるものは、大抵急変するものです。

弁証論治 痺(ひ)  

現代病名:脚気

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