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クラシエ 乙字湯 エキス細粒の 医師の処方解説(漢方体験談)

痔核(いぼ痔)、切れ痔、便秘、痔のファーストチョイス。飲む痔薬

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クラシエ 乙字湯 エキス細粒

医師・薬剤師  医師・薬剤師の処方箋解説

ここに記述した文書は、すべて医師または薬剤師の漢方薬処方箋解説です。医薬品購入使用者の口コミ情報ではありません。

【乙字湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1〈脱肛と出血〉

治例図

40歳の女性。

体格、肉付きとも普通である。便通は良好であり、下痢もない。排便時に出血あり、腰が少々冷えるような感覚があると訴える。
いろいろ坐薬や軟膏を使用するなどしてきたが、なかなか良くならない。そこで、お客様の希望により乙字湯を単方で服用してもらった。出血状況はだいぶ良くなったが、脱肛の症状の改善は見られなかった。

そこで、乙字湯桂枝茯苓丸を合わせて使ってみたところ、出血は数日で止まったようであり、脱肛の方もいくらか縮小の傾向が見られたので、その後、補中益気湯を服用。またアルコール類や辛いものの摂取を控えるようにし、体を冷やさない、疲労回復に努めるようアドバイスした。

現代病名:脱肛と出血

出典出典:漢栄会「斉藤慎治」

2〈乙字湯と大柴胡湯で痔と便秘を緩和〉

治例図

東京の郊外に住む主婦Yさん(29歳)は、10代のころから便秘と痔に悩まされ続けてきました。その上、結婚後子どもを出産すると、さらに激しい出血と痛みに襲われ、子育てもままならなくなってしまったのです。市内の総合病院で手術を受けたのですが、予後が悪く、精神的にもかなり追いつめられていました。
そんなとき、健康雑誌の「漢方で痔を治す!」という特集を読み、わらをもつかむ思いで漢方薬局へ飛び込んだのです。
薬剤師は、顔色が悪く生理も不順だというYさんに、乙字湯大柴胡湯を処方しました。Yさんが半月間ほど服用すると、瘀血が解消されたのでしょうか、出血も止まり、痔の痛みもだいぶ軽くなったそうです。
Yさんは「今は痔の痛みが和らいで、お通じもよくなり、子育てにも家事にもまったく支障はありません。もっと早く漢方を知っていればよかったです」と話しています。

弁証論治 肝気鬱結(肝気鬱滞)証  

現代病名:痔と便秘

3〈痔核〉

治例図

27歳の男性。

学生時代より痔があり、最近は切れ痔と、指頭大の内痔核が発作的に、年数回も炎症を起こし、そのためノイローゼ気味となっていた。いろいろと手をつくしたが一向によくならない。

腹部に瘀血症を認めたが、乙字湯を2ヵ月間煎服させたが効がない。そこで乙字湯のエキス錠と桂枝茯苓エキス錠を併用したところ、3週間で出血はなくなり、惨痛も軽減した。半年間連用して、内痔核は大豆大に縮小し、瘀血の症状も消失した。その後2年間を経たが再発を見ない。

経験によると、乙字湯は煎剤よりもエキス剤の方がよく効くように思われる。

現代病名:痔核

4〈湿疹後の神経症〉

治例図

62歳の女性。

数年来慢性湿疹に悩み、諸治療効なく、光線治療をうけてかえって悪化した。浮腫と便秘が起こり、そのうち逆上、頭重、心煩、不眠など神経症状が加わってきた。トランキライザーを服用したところ一日中フラフラして、ますます精神不安となった。

柴胡加竜骨牡蛎湯に乙字湯のエキス錠を兼用したところ、内攻性の神経症状がとれた。乙字湯の主治の一つに皮膚病の内攻性神経症と解すべき指示があるが、本例はそれに該当している。

現代病名:湿疹後の神経症

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