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コタロー 柴胡加竜骨牡蛎湯 エキス細粒の 医師の処方解説(漢方体験談)

神経質な実証タイプに向く漢方の代表的精神安定剤

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コタロー 柴胡加竜骨牡蛎湯 エキス細粒

医師・薬剤師  医師・薬剤師の処方箋解説

ここに記述した文書は、すべて医師または薬剤師の漢方薬処方箋解説です。医薬品購入使用者の口コミ情報ではありません。

【柴胡加竜骨牡蛎湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1〈発表会であがってしまう小学生〉

治例図

小学4年生の女子。体重30kgの小柄なタイプです。

母親が来店しました。ピアノの発表会の時はあがって、鍵盤もよく見えないとのことなので、前夜から柴胡加竜骨牡蛎湯1包、当日の朝1包、発表会の1時間前にもう1包を服用させました。今回はふだんと変わらずにできたとお礼を言われました。

現代病名:あがり

2〈こしけ〉

治例図

あまり血色のよくない肥満した婦人が、胃が悪いと言って来院した。

主訴は、いつも胃が重く、胸がつかえているというのであるが、その他に胸やけ、肩のこり、めまいもあるという。大便は便秘の傾向がある。腹診するに、腹部は全般に膨満し、とくに心下部がはっている。大柴胡湯にしようかとも考えたが、柴胡加竜骨牡蛎湯にした。これを2週間ほど飲んだ時、患者はいった。「先生、あの薬はこしけにも効きますか、こしけが止まりました。」患者は、私にこしけの下りることを話さなかった、よほど嬉しかったらしい。他の症状もこの処方で軽快したことはもちろんである。

現代病名:こしけ

3〈バセドウ氏病〉

治例図

50歳の男性会社員。

動悸、多汗気味、.微熱の持続、不眠などがあり、病院で精密検査をうけたところ、甲状腺の機能亢進症といわれた。便通や血圧には異常がないが、胃のあたりが膨満して苦しいという。

柴胡加竜骨牡蛎湯を与えたところ、約1ヶ月の服用により、ほとんどの症状がよくなった。血色もよくなり、現在は元気に仕事に励んでいると報告をうけた。

現代病名:バセドウ氏病

4〈漢方薬で便秘以外の症状も改善〉

治例図

営業マンのEさん(34歳)は、慢性の便秘を気にしていましたが、客先でトイレを借りるわけにもいかず、下剤も飲めません。

そこで、漢方クリニックで相談すると、医師はEさんの不調の原因をストレスであると診断し、柴胡加竜骨牡蛎湯を処方しました。これはEさんにはまったく意外なことでした。本人にとっては便秘だけが問題であり、そのほかのことはあまり気にしていなかったからです。服用を続けて1ヵ月、便秘が改善するとともに、頑固な肩こりや不眠、高血圧などの症状も治まっていました。

現代病名:慢性便秘

出典出典:「漢方LIFE」 発行所:DeAGOSTINI(2005) 担当医師アドバイス

5〈柴胡加竜骨牡蛎湯で精力を取り戻す〉

治例図

証券会社に勤務する40代後半のAさんは、これまで順調に出世街道を突き進み、半年前にめでたく都内の支店長に昇格しました。最初はやる気満々で、バリバリ仕事をこなしていたのですが、このところ業績が伸び悩み、厳しいノルマに頭を薄める毎日です。そのうちに疲労感や不眠に悩まされるようになり、精力も大きく減退してしまいました。そして、仕事に対する自信も失ってしまったのです。

元気のないAさんを心配した夫人が、Aさんを漢方薬局に連れて行きました。
薬剤師は、Aさんの「イライラして落ち着かない。動悸、息切れも感じる」との訴えから、柴胡加竜骨牡蛎湯を勧めました。こうしてAさんは、3ヵ月ほどこの処方を服用していますが、体調は徐々に回復しているようです。

弁証論治 肝気鬱結(肝気鬱滞)証  

現代病名:精力減退

出典出典:「漢方LIFE」 発行所:DeAGOSTINI(2005) 担当医師アドバイス

6〈精神不安を取り除き、引きこもりも解消した漢方薬〉

治例図

18歳のKさんは、難関といわれていたD大学の受験に見事合格し、晴れて大学生になりました。Kさんは、大学生活をより有意義なものにしようと親元を離れ、大学の寮で暮らすことを選びました。

しかし、その選択が後にKさんに重度のストレスを与えることになります。毎年D大学の寮では、新入生をひやかすためのイタズラが行われていたのですが、それは、寝ている間に新入生を布団でぐるぐる巻きにして2階の窓から投げ落とすという度が過ぎたものでした。Kさんはそのことに大変なショックを受け、寮を出て自宅に戻ってしまいました。

自宅に戻ったKさんは、間もなく自室に引きこもるようになり、母親以外とは口もきかなくなってしまいました。そしていつの日からか睡眠薬にも手を出すようになり、精神的にも肉体的にも不健康な状態になっていきました。

半年ほど過ぎたころ、心配に思った母親は、なんとかKさんを説得し、知り合いの漢方の先生にみてもらうことにしました。Kさんはその時、栄養が衰えて顔色は青い、脈にもカがない状態だったそうです。みずおちから下腹部まで硬く緊張しています。先生はKさんに柴胡加竜骨牡蛎湯を飲むことを勧め、同時に優しく今のKさんの状況について説明してあげました。

その親切な対応がKさんの心を開いたのか、Kさんはその先生を信じるようになり、1年ぐらい柴胡加竜骨牡蛎湯を飲み続けたそうです。すると、不思議にも引きこもりは収まり、不眠にも悩まされることがなくなり、再び大学に通うようになったそうです。

現代病名:精神不安

7〈初期のバセドウ病様症状が全快した〉

治例図

会社員のSさん(40代・男性)は、動悸、不眠に悩まされ、仕事に支障をきたしていました。病院に行って精密検査を受けると、甲状腺機能亢進症と診断され、薬物治療を始めることになりました。

知人に話すと、甲状腺の機能が亢進するバセドウ病には、漢方薬がよく効く場合があると、漢方研究医を紹介されました。診察の際にSさんは、しばらく微熱が続いていて、多汗気味、胃の辺りが張るように感じて苦しいと伝えました。便通、血圧などには異常がなかったため、医師は柴胡加竜骨牡蛎湯を処方しました。

すると、ほぼ1ヵ月後には、訴えていたほとんどの症状がなくなりました。現在、Sさんは元気に仕事を続けているということです。

現代病名:甲状腺機能亢進症

出典出典:「漢方LIFE」 発行所:DeAGOSTINI(2005) 担当医師アドバイス

8〈ストレスからのインポテンスが治った〉

治例図

Hさんは働き盛りの45歳。コンピューター関連の会社でプログラマーの仕事をしています。特に仕事が忙しくなってきたこともあり、ずいぶんと疲労がたまっていたようです。

夫婦生活で異変を感じはじめたのは、そんなときでした。勃起しなくなってしまったのです。

奥さんもとても心配するので、Hさんは医師に相談して検査をしてもらいましたが、勃起機能自体には問題ありませんでした。友人に「もしかしたら漢方がいいかもしれない」と勧められたHさんは、漢方を扱う病院を紹介してもらい、早速訪ねました。

Hさんは、体格がよくて体カもありましたが、肋骨の下を押すと抵抗と圧痛があり、便秘気味で血圧が高く、仕事の性格上精神的に消耗することも多いため、ストレスが原因のインポテンスと診断されました。

そして、特に機能的インポテンスに効果のある柴胡加竜骨牡蛎湯が処方されることになったのです。

それから半年ほど服用したところ、Hさんは、徐々に以前の体調に戻ってきたことを実感したそうです。

現在は、仕事でも家庭でも充実した日々を送っており、夜の夫婦生活も問題ないようです。

現代病名:インポテンス

出典出典:「漢方LIFE」 発行所:DeAGOSTINI(2005) 担当医師アドバイス

9〈発作を起こす回数が減り、希望が生まれた〉

治例図

62歳になるKさんは、若いころラグビーの選手をしていただけあって、体格のいい男性です。会社を経営しており、酒とタバコと夜の付き合いは欠かせないという生活を送っていました。ストレスが多く、眠れないために、夜中でも酒を飲んではまた眠るという毎日です。

はたして狭心症の発作を週に1度起こすようになってしまいました。病院に通ってはいたものの、漢方薬で発作の改善ができないものかと考え、漢方専門薬局を訪れたのです。

漢方薬は柴胡加竜骨牡蛎湯柴朴湯を処方され、生活習慣も直すように説得されました。そして、酒の付き合いが断れないなら、ついだりつがれたりがない薄いウーロンハイを飲むように、また、夜は食べる量を減らすようになど、実に具体的な指示を受けたのです。

しぶしぶそれに従っているうちに、体重が3㎏減り、コチコチだった肩や背中も軟らかくなってきました。

2ヵ月たった現在では、発作を起こす回数は以前の3分の1になり、順調な回復をみせているとのことです。

現代病名:狭心症

10〈ストレスで止まっていた月経が元通りに〉

治例図

中学1年のときにアメリカに渡って以来、月経が止まってしまい、ホルモン療法を続けていたMさん(23歳・女性)。

帰国したMさんは、東洋医学での治療に変えようと、漢方を扱う医師のもとを訪れました。

する と、10代でホルモンのバランスがまだ整っていなかったときにホルモン剤を使用したことと、環境の急激な変化によるストレスが原因と診断され、桂枝茯苓丸と柴胡加竜骨牡蛎湯が処方されました。

これを飲み続けて1年半後、おりものの分泌や乳房の張りなど、ホルモンが整ってきている様子が見られ、2年後にはきちんと月経がくるようになったのです。

現代病名:月経不順

出典出典:「漢方LIFE」 発行所:DeAGOSTINI(2005) 担当医師アドバイス

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