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東洋 加味帰脾湯 エキス細粒の 医師の処方解説(漢方体験談)

体力が低下した方の精神の栄養剤

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東洋 加味帰脾湯 エキス細粒

 EBM

【加味帰脾湯の臨床効果に関する・エビデンス】…根拠に基づく医療(Evidence-Based Medicine)です。

1〈抑うつ神経症〉患者数:35

●対象:抑うつ神経症35例を含む各種神経症122例(男52例、女70例、年齢24~81歳、平均年齢47.0歳)。

●方法:加味帰脾湯を8週間投与して、臨床精神薬理研究会が作成した神経症症状評価尺度により、各症状の程度、概括重症度、全般改善度を評価した。

ポイント:抑うつ神経症においては、非常に改善4例、かなり改善8例、やや改善8例、不変11例、悪化4例で、やや改善以上が20例(57、1%)であった。

主な改善症状は不安、焦燥抑うつであった。

参考文献:臨床医薬,8:2989-3007,1992

医師・薬剤師  医師・薬剤師の処方箋解説

ここに記述した文書は、すべて医師または薬剤師の漢方薬処方箋解説です。医薬品購入使用者の口コミ情報ではありません。

【加味帰脾湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1〈不眠症〉

治例図

83歳の男子。
私の身内の老人ですが、最近急に眠れなくなって体が疲れてしかたがない。家人の話によると、顔色もあまりすぐれず、些細なことにクヨクヨしたり、イライラして文句をいって困るという。加味帰脾湯を投与。これが大変よく効いて、わずか2週間で元どおりに眠れるようになり、元気が出てきた。1ヶ月ほど服用を続けたが、よく眠れ、全身状態もよいので廃薬した。

現代病名:不眠症

2〈不眠症〉

治例図

54歳の女性。
ご主人が入院していて手術を受け、かつ余病を併発して、なかなか退院できなかったので、看病で心身ともに疲労の極に達し不眠症になった。内科で安定剤や睡眠薬を投与されたが、あまり効かなかったり、逆に効きすぎて翌日の生活に影響して困るといい、漢方薬を希望した人である。顔色は蒼白に近く、疲労のためか目が落ちくぼみ、目の周囲に隈がでている。少し動き過ぎると微熱がでるという。体格は中肉中背である。そこで加味帰脾湯を与えたところ、その晩からよ<眠れてドラマチックに奏効した。1日1~2回の服用で20日程たつと、薬をのまずに眠れるようになり、顔色もからだ全体もよくなった。

現代病名:不眠症

3〈イライラして眠れない人によく効く〉

治例図

ある神社で神官を務めるAさん(49歳)は、見るからに体が嚇そうなタイプでした。
神主だからといって、いつも心が穏やかというわけにもいかず、いろいろと心配事が重なり、苦労が絶えません。

体力がないために、夜、布団の中に入っても、体は疲れているのですが、昼間のイライラのために、頭がさえてよく眠れないということでした。

そこで、加味帰脾湯という漢方薬を処方してもらい、すぐに気持ちよく熟睡できるようになりました。この薬は、神経の高ぶりを鎮め、体を丈夫にする作用があるのです。1日1回、夕方か寝る前に飲みます。

Aさんはこの薬を3ヵ月ほど飲み続け、その後、服用をやめても以前のように不眠に悩まされることはなくなりました。

現代病名:不眠症

4〈加味帰婢湯で気持ちが落ち着いてきた〉

治例図

Sさんは28歳のOLです。入社3年目になりますが、入社当初から社員食堂で同僚と食事をするのが苦手でした。

ある日のこと、新任の上司に仕事上のミスをかなりきびしく叱責され、それ以来その上司と会うのが苦痛になってしまいました。また、同僚が自分をばかにしているのではないかという強い不安感にも襲われるようになったため、会社を辞めることを真剣に考えるようにもなりました。

しかし、こんな状態はおかしいと自分自身でも思い、精神科でみてもらう決心をしたのです。Sさんは新婚で、妊娠の可能性もあったため、副作用の強い西洋薬は避けたいと思い、漢方薬を取り扱っている医院を探しました。

その医院を訪れ、医師の問診を受けた結果、Sさんは社会恐怖症であり、その根源は中学生のときの国語の授業で教科書を読まされたときに、極度に緊張したことにまでさかのぼることが分かりました。

よく眠れない、食欲がなくやせてきたということから、Sさんには加味帰婢湯が処方されました。

2ヵ月ほど服用を続けたところ、精神的に多少落ち着いてきて、現在のところ会社にもそのまま勤めることができているとのことです。

現代病名:社会恐怖症

5〈頑固な不眠症がたちまち改善〉

治例図

54歳の男性Oさんは、もともと胃の調子があまりよくなかったために、常日ごろから香砂六君子湯という漢方薬を常飲していました。

ある日、夫人が肺炎を患っていることが分かり、愛妻家だった0さんは、寝る間も惜しんで必死に看病を続けました。

しかし、 看病を続けていくうちに疲れがたまり、Oさんは痩せこけ、顔は青白くなり、貧血も起こすようになりました。その結果、頑固な不眠状態に陥ってしまい、疲れはいよいよピークになってきました。頼みの香砂六君子湯を飲んでいても、症状は全くよくなりません。

さすがにこのままでは「看病どころではない」と、Oさんはかかりつけの漢方の先生に相談することにしました。

先生はOさんの症状を「過度の心配による不眠症」と診断し、加味帰脾湯を処方してくれました。そして、この漢方薬が驚くほどの効果を発揮し、たちまち貧血もよくなり、顔色もよく、食欲も回復したそうです。

Oさんは、今でも夫人と2人、体質改善もかねて漢方薬を飲み続けています。

現代病名:不眠症

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