ビタミンとは、人の身体では作り出せませんが、健康の維持のためには欠かすことができない微量栄養素のことです。
ビタミン D
ビタミンDは、カルシウムの代謝に重要な役割をもつ脂溶性ビタミンの1つである。化学物質名はカルシフェロールという。
ビタミンDは、腸管からのカルシウム吸収を促進し、骨の再構築を促す。
ビタミンDの欠乏症として、乳幼児におけるくる病や、成人における骨軟化症などが知られている。
さらに、高齢者では、骨粗鬆症(こっそそうしょう)が問題になる。
ビタミン E
ビタミンEは、代表的な抗酸化ビタミン(抗酸化作用をもつビタミン)の1つであり、生活習慣病予防のためのサプリメントとして利用されている。
ビタミンEは、活性酸素の害を抑え、過酸化脂質の生成を抑制して動脈硬化性疾患を予防する。
ビタミン K
ビタミンKは、K1(フィロキノン〕とK2(メナキノン)の2つに分類される。
ビタミンKは、肝臓における血液凝固因子の合成に必須のビタミンとして、血液凝固能を調節する。
また、カルシウムの代謝にも関与している。