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響声破笛丸料エキス 細粒の 医師の処方解説(漢方体験談)

発声過度(声の出しすぎ)、嗄声(しわがれ声)、咽喉不快を治し、大きく響く美しい声を出させる良薬

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響声破笛丸料エキス 細粒

医師・薬剤師  医師・薬剤師の処方箋解説

ここに記述した文書は、すべて医師または薬剤師の漢方薬処方箋解説です。医薬品購入使用者の口コミ情報ではありません。

【響声破笛丸の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1〈響声破笛丸で選挙を乗り切る〉

治例図

普段の状態では、声の大きさと咽(のど)の強さには自信を持っていた市議会議員のHさん(60歳・男性)です。

前回の選挙運動では声が枯れ、何とか当選はしたものの、その後2週間近く声が出ない状況に陥ってしまいました。

今回の選挙はどうにかならないものかと漢方薬局を経営する友人の薬剤師に相談すると、響声破笛丸が処方されました。

Hさんは「漢方薬で声枯れが防げるなんて、まさか」と最初は半信半疑でしたが、実際に服用すると、楽に声が出て、咽(のど)の負担が軽くなったことを実感したのです。選挙運動中、一度も声が枯れずに、たいへん精カ的に選挙区を走り回ったそうです。

現代病名:声枯れ

出典出典:「漢方LIFE」 発行所:DeAGOSTINI(2005) 担当医師アドバイス

2〈のどがひりひりする〉

治例図

〔症傍〕45歳、男性、飲食業。

〔初診〕昭和61年2月。

〔主訴〕話をしていると声帯がひりひりする。

〔既往歴〕8年前に痔の手術を受けている。

〔現病歴〕昭和60年9月発病。当時、市長選挙があり、応援のため、昼は大声を出し、夜は飲酒と歌の歌いすぎ(カラオケ)をしているうちに声が変わった。耳鼻科で診断を受け、癌のようなことはないが、声帯に炎症を起こしているといわれた。翌年1月までの4か月間服薬したが無効で、現在はトローチしかなめてないという。

声がかれて、話していると声帯がひりひりする。痰がからんでのどが腫れている感じ、のどがせまい感じで、痰が出そうで出ない、夜によく咳き込む。

耳鼻科で声帯の検査をした後も咳が2週間続いた。胸と背骨の上部が痛む。

二便正常。現在、がんセンター通院中。

〔現症〕身長178㎝、体重80㎏。

体格、栄養はきわめて良好。脈、舌にも異常を認めない。血圧120-70。

〔経過〕はじめ滋陰降火湯を投与したが無効であった。

2週間後、響声破笛丸去大黄(煎剤)に変方。

その後、ただ家人が薬を取りにくるだけで、調子よいことはわかっていたが、本人は忙しいといって来診しなかった。

初診後半年くらいで、のどの痛みはほとんどとれたが、飲んでいると調子がよいらしく、その後も服薬を続けた。

昭和62年(初診後1年9か月)、のどのひりひりはすっかりよくなったといって廃薬した。

平成元年8月、湿疹ができたと来診。その後の経過を聞いてみると、あれから2年近くになるが、のどのひりひり感や痛みはまったくないという。

現代病名:声帯がひりひりする

ポイント:大塚敬節は『症候による漢方治療の実際』の中で、響声破笛丸についてほぼ次のように述べている。響声破笛丸は『万病回春』の咽喉門の薬方で、「謡歌して音を失う者は、火動な列とあり、浪花節語り、声楽家、政治家の演説などで、声のかれたものによく効くばかりでなく、平素のどが弱くて、すぐ声のかれる傾向のある者が用いても効く。丸薬は口内で噛み砕いて、少しずつ飲み込むようにする。この薬方には大黄が入っているが、大黄を除いて作ってもよい。感冒でのどの気持のわるい時にのんでもよい……。

本例は、こじれた症例であり、そのため効果発現に時間がかかったようである。発症後、日がたっていない例なら、もう少し早く効いたのではなかろうか。いずれにしてもこの処方はカラオケで声のかれた者によいであろう。

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