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コタロー 半夏白朮天麻湯 エキス細粒の 医師の処方解説(漢方体験談)

胃腸虚弱で下肢が冷え、めまい、頭痛

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コタロー 半夏白朮天麻湯 エキス細粒

医師・薬剤師  医師・薬剤師の処方箋解説

ここに記述した文書は、すべて医師または薬剤師の漢方薬処方箋解説です。医薬品購入使用者の口コミ情報ではありません。

【半夏白朮天麻湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1〈曇りの日に現れる頭重感とめまい〉

治例図

主婦のNさん(36歳)は、いつも頭が重だるく、めまいがして、体に力が入らないという症状で悩んでいました。
この症状は、特に曇りの日や台風の前後にひどくなります。そこで、Nさんは漢方を処方するクリニックを訪れました。日ごろから胃が弱く、冷え症のNさんには、頭重感を治す標治(局所的な治療)の処方として半夏白朮天麻湯、胃弱という体質を改善する本治(根本的な治療)の処方として六君子湯が出されました。
服用を始めると、徐々に胃の調子が整い、それに伴って頭重感やめまいなどが起こる回数が減り、やがてまったく症状が現れなくなりました。

弁証論治 心の痰証  

現代病名:頭重感・めまい

出典出典:「漢方LIFE」 発行所:DeAGOSTINI(2005) 担当医師アドバイス

2〈体調がよくなり、食後の眠気も解消〉

治例図

Eさん(32歳・男性)は、かねてから手足の冷えに悩まされていました。漢方を用いる医師が診察したとき、Eさんは手足の冷えのほか、病気がないにもかかわらずどうも元気が出ない、疲れやすい、太りたくても太れない、食後は眠気やだるさを覚えて仕事にならない、といった症状を訴えました。
そこで医師は、半夏白朮天麻湯を処方。
Eさんがこの薬を飲みはじめると、2週間たったころから食欲が出てきました。
しかも、食後の眠気が弱くなってきたのです。1ヵ月半後には体重が増えはじめ、手足の冷えがなくなりました。体重が1kg増えたころには、虚証の人に用いる半夏白朮天麻湯が合わなくなるほど体カがつき、体調が整ってきました。
さらに、食後の眠気は完全に解消され、午後の仕事もスムーズにこなせるようになったのです。
現在は安中散に切り換え、好調を保っています。

現代病名:手足の冷え・疲労感

出典出典:「漢方LIFE」 発行所:DeAGOSTINI(2005) 担当医師アドバイス

3〈働きざかりの会社員の疲れや寝起きの悪さが解消した〉

治例図

身長175cmのNさん(38歳)は、体重が57kgとやせ型の男性です。

体調が優れず、仕事に差し障るので、漢方研究医の医院を訪れました。食後すぐ気持ちが悪くなる、天候が悪い日に頭が重い、寝起きが悪いといった訴えから、初め医師は低血圧だろうと思いました。しかし、実際に血圧を測ってみると、意外にも最大血圧150㎜Hg/最小血圧90㎜Hgの高血圧です。

虚証タイプで年齢が若いなどの理由から、医師は、半夏白朮天麻湯をNさんに処方しました。

現在、Nさんは、慢性的な疲れがすっかり取れ、朝もすんなり起きられる、食事もおいしく食べられると喜んでいます。血圧は、若干下がって最大で140㎜Hgぐらいになっています。血圧自体は劇的に下がったわけではありませんが、不快症状の解消は漢方の面目躍如といえるでしょう。

弁証論治 脾胃の痰  

現代病名:高血圧

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